古木感について 自然風剪定とは④

自然風剪定を行うにあたってのポイントとして、

「古木感」という言葉があります。

字面の通り、古い木の感じ、という意味です。

 

これは、樹種にもよるのですが、

ある程度生長した木の姿というのは、共通項があります。

枝が長くなってくると、まっすぐ伸びずに

何度か折れ曲がりながら伸びていくのです。

 

わかりやすいのが、ウメです。

梅の老木は、幹自体がまっすぐではなく

くの字になっていたり、枝も何度も折れ曲がりながら

先へと向かっています。これが古木感です。

 

老木、大きな木の枝を剪定する場合、

この古木感を失うような切り方、まっすぐな枝を残して

切ってしまうと、一気に若木の雰囲気になってしまいます。

若い木は、これからどんどん生長していくため

勢いがあり、枝をまっすぐ、上へ上へと伸ばしていく傾向があります。

 

庭木の場合は、剪定を繰り返すうち、

根の量と葉の量のバランスが悪くなり

年月を得た木でも、若木のような枝(トチョウシ)を伸ばすことが良くあります。

このような枝を付け根から切り、古木感の残る枝を残していくことが

自然風剪定のポイントのひとつです。