コケ順とは…自然風剪定とは③

自然風剪定を行うのに必要な技術、

あるいは木の見方のひとつに、

「コケ順」という言葉があります。

書物ではなく、私が師匠から直接聴いた言葉なので

漢字が間違っているかもしれません。

お許しください。

 

「コケ順」とは、根元から枝先にかけて、

自然に木がやせ細っていく様(さま)のことを、そう呼んでいます。

自然界の木は、当り前の話ですが、根に近いところほど太く、

枝先ほど細くなっています。

その移ろいは、急に細くなったり、太いまま終わったり、

ということはありません。

あくまでも無理なく、徐々に細くなっていきます。

 

ところが庭木を見ると、

枝先がブツッ、と切られていたり(ブツ切りといいます)、

太い枝から突然、細い枝になっていたりと、

いかにも「ここで切りました」というような姿を見かけることがよくあります。

それは自然な木のあり方とは対極の状態です。

見た印象は、やはり人為的なものを感じてしまいます。

 

「コケ順」を意識して、剪定を行うことで、

自然風な枝の姿を庭木で再現することができるのです。