剪定してないかのような姿に…自然風剪定とは①

樹木の剪定には、様々な方法、種類があります。

一般的には、「刈り込み」や「小透かし」、「三ツ葉のこし」などが多用されます。

たとえばモッコクの小透かしや生垣の刈り込み、公共工事の街路樹剪定などがそうです。

  「自然風剪定」とは、そういった剪定と違って、

「剪定をしていないような」姿を保ったまま、樹木の生育をコントロールする手法になります。 

京都の料亭などに行くと(私は行ったことはありませんが、私の師匠の話です)、

いつも同じ高さで、同じようなモミジの枝が感じよく伸びていたりします。

これは、まさしく「自然風剪定」によって、樹形をコントロールしているのです。

 

 自然風剪定は、基本的にはどんな樹種にも応用できますが、

最も向いているのは、いわゆる「雑木」です。 

マツやマキなどは、やはり「仕立物」といわれる通り、

人為的に作る形の良さというものがあります。 

それに対して雑木は、里山の自然環境で育まれた風になびく枝先の柔らかさ、

風の通り抜ける適度な空間、木陰を作る多すぎず少なすぎない葉の量などが

その美しさの源です。

自然風剪定は、雑木が雑木らしく、

最も美しい姿で居られるようにする剪定技術なのです。





before
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2013年9月 剪定前

雑木の庭にリフォーム工事の際、ブツ切りされたのち、伸び放題でボサボサになり、手に負えなくなった既存のヤマボウシを剪定。
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after
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2013年9月 剪定後

現況、ブツ切りされた箇所は幹の太さが、太い所から極端に細い幹が出ていて、まだ不自然な樹形ですが、年月を掛けて序々に自然な樹形にしていきます。