雑木林と和の自然石テラス 神奈川県厚木市W様邸

雑木林と和の自然石テラス

新築のお庭の工事です。外構はハウスメーカーさんが施工されるので、庭を和の雰囲気のテラスとたくさんの木々でいっぱいにしたい、というのが御要望でした。W様は勉強熱心で、ご自分たちのイメージに近い庭の資料を持参されてのご来店でした。

雑木林と和の自然石テラス


テラスはW様のご要望もあり、石と洗い出しで構成しました。石は御影石の板石と延石を使用。縁取りのように配置して、中を洗い出し仕上げにしています。当初、石と石の間の目地は、草目地を考えていたのですが、ここにテーブルや椅子を置いてティータイムなどを楽しむためには、ある程度床が安定していないと使いづらいと判断しまして、最終的には目地も洗い出しにすることをご提案しました。洗い出しは、投入する砂利でいろいろな表情を出すことができます。草目地に負けない、自然な風合いの目地になっているかと思います。
雑木林と和の自然石テラス

家の東から東北側には、雑木林が広がっています。その雑木林に溶け込む様な植栽を、と考えました。入口に近いところに紅葉が鮮やかなヤマモミジ、リビングと和室から見える位置にアオハダ、リビングの正面にアオダモやアカシデなど、山野に生える木々を配しています。四季折々の木々の葉の色、花実などを愛でながら、毎日を過ごすことができる空間になっているかと思います。
雑木林と和の自然石テラス

駐車場を抜けて左に折れて、玄関までのアプローチは、和室の雪見窓からの景色も考慮して、和の石畳にしました。御影板石と根府川石の乱敷きの延段です。根府川石は神奈川県小田原市産出の石で、地元の貴重な素材です。「地産地消」ガーデンの試みの一つでもあります。茶色や青、灰色が入り混じった、大変味のある表情が特徴の石です。玄関に向かって左側のスペースには、築山を作成。コケと小さな景石、そして下草で、ちょっとした和の景色を作りました。雪見窓からも見ることができる、癒しの景色になっているかと思います。
雑木林と和の自然石テラス

駐車場とテラス、先ほどの延段を結ぶ飛び石です。周りには西洋芝の種をまきました。種まきしてまだ10日ほどですが、順調に発芽しています。西洋芝は冬芝なので、高麗芝と違って冬も青々としています。種を追い撒きしてもう少し濃い緑で冬を越すことができるかと思います。
雑木林と和の自然石テラス

リビング側からの景色です。黄色く色づいているのはアオハダ、その右奥、まだ青いのはコハウチワカエデです。ヤマボウシやミツバツツジ、オトコヨウゾメなども植わっています。遠方の山々や田んぼが借景となっています。のどかな雰囲気ですが、割と駅から近いんです。これも木々と環境のなせる業ですね。
雑木林と和の自然石テラス

木々の下には、砂利とゴロタ(大きめの砂利と石の中間ぐらいの大きさの石類)を据え、そしてシダやセキショウ、トクサといったシタクサを植えこみました。石と砂利が、水の流れの様な景色を作っています。
雑木林と和の自然石テラス

たくさんの木々たちに囲まれて、ご家族とともに成長していく庭です。美しい自然に感謝!
 
このお庭のその後の様子(2012年5月 新緑)はこちらから→