ぶつ切りヤマボウシを剪定で自然な樹形に戻す。その後の庭の様子、2022年12月。
サフランホームページでも閲覧率の高いページ「ぶつ切りヤマボウシを剪定で自然な樹形に戻す。2011年〜2017年の記録」こちらへ→
これだけ、このページが見られるということは、ぶつ切り剪定されて困ってる人が多いのか?、ご自身で剪定しようと試みて、どんな風に剪定したら良いのか知りたい方なのか?、それとも「ヤマボウシ」の扱いに困ってる方が多いのか??と、色々妄想しています。今日は、このページに出てくる庭の2017年から5年経った様子をご紹介いたします。
2022年12月に剪定に伺った際の写真です。落葉後なので、枝ぶりが良くわかります。
写真を撮った季節と、写真を撮る角度が違いますが、これは、2017年10月の写真です。真ん中の木がヤマボウシなのですが、現在は、株立ちの1本が折れてしまい2本の株立ちになってます。この時はまだ3本の株立ちでした。
剪定した後はこんな感じになりました。樹高が少し低くなってるのがわかりますか?ぶつ切りして、高さを低くすることはしないので、自然な樹形のまま、高さが低くなっています。
ちなみに・・・、もう1本のヤマボウシの剪定前。
剪定後はこんな感じです。切ったか切らないかわからない透かし剪定です。よく見ると、枝数が減ってます。
この剪定をするようになって、樹形があまり乱れなくなっています。大事なのは、ある程度の樹高をキープすること、幹や枝の太さが、枝元から枝先まで自然に細くなるようにして、樹木に負担を掛けないようにすることです。また、うっそうとした状態から枝数を減らしてあげることで、樹木が健全に生育でき、人間側も見た目に心地良く、過ごしやすい環境になります。
これはコナラです。枝が、建物に当たっています。
2本に分かれていた幹の太さが変わらないので、建物側を落としました。大きく落としたので、その後は、樹形を整える程度の剪定で。
台風被害で倒れてしまい、そのまま大きくなってしまったアズキナシです。刈込されているドウダンツツジに寄りかかっています。
掘って、根の状況を見て、素直な樹形の方を残し1本は切ることにしました。
立ち上がりました。良かった!!ここからは、様子見ですね。
あらためて考えると、このお宅のヤマボウシは、私達がお付き合いさせていただくようになってから11年。ここに植えられてからは30年くらい経っています。これだけの年月が経つと、幹が折れたり枯れたりはあって当たり前なこと。その分手が掛かるように思いますが、これだけ一緒にいると家族のようなものです。また、樹木に囲まれて心地良く暮らす毎日は、かけがえのないものだと考えます。これからも、長く良い状態で維持するお手伝いさせていただきます。
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