「駐車場兼庭」のデザインと素材について
「駐車場兼庭」とは、庭のような駐車場、または庭に臨時駐車場をつくる・・・限られた敷地を有効活用するため、またお悩み解決のために、敷地を多目的に共有して使うためのデザイン・施工のことです。
では、サフランがこれまで施工した「駐車場兼庭」のデザインと素材について、詳しくご紹介いたします。
目次
1.古窯レンガ敷き
2.自然石敷き
3.枕木敷き
4.草目地
5.土間コンクリートを石畳風に、洗い出しコンクリート
6.そこに在ったもの
7.木陰・木漏れ日をつくる山採り雑木
8.ライティングで、夜の帰宅を出迎えてくれるやすらぎ
1.古窯レンガ敷き
古窯レンガとは、アンティークレンガとも呼ばれていまして、弊社では、備前焼きで有名な岡山から取り寄せています。焼き物用の窯を解体して出てきた耐火煉瓦を、再生して使えるようにしたものです。
車が乗るところに敷くため、さらに下地コンクリートを打設しないために、厚みのあるレンガを選んでいます。
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2.自然石敷き
自然石は、地元で採れる根府川石や山梨県で採れる初狩石を使って石敷きに。大谷石、御影石など、古材は最初から風合いがあります。大谷石は柔らかいので、欠けやすい、割れやすいことをご承知いただいて敷いています。
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3.枕木敷き
人気の枕木敷き。オーストラリアのユーカリを使っています。
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4.草目地
グランドカバーを種蒔きから、草目地にしています。おすすめしている種は、西洋芝とダイカンドラを混ぜて、適材適所で、伸びるものが伸びるように。また、混ぜて種蒔きすることで、雑草が生えてきても、もともと混ざっていることで気にならず、お手入れが苦にならなくなります。
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5.土間コンクリートを石畳風にと、洗い出しコンクリート
サフランは、コンクリートを全く否定しているわけではありません。適材適所で、コンクリートは優秀な素材と認識しております。「駐車場兼庭」にただコンクリートを使うのでは味気ないので、石畳み風に箱抜きしてコンクリートを打っています。洗い出しコンクリートといって、コンクリートを打つ時に砂利を叩き込み、固まる途中で、水で表面のコンクリート洗い出して砂利を表面に出す工法も、おすすめしております。
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6.そこに在ったもの
「そこに在ったもの??」って何?と思われたかと。実は、下の写真の色々な素材のものが敷かれている駐車場、この土地を購入して置きざりにされていた縁石が一緒に敷かれています。どれかわかりますか?
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7.木陰・木漏れ日をつくる山採り雑木
「駐車場兼庭」には、山採り雑木を使ったモリニワがおすすめです。落葉樹が中心なので、夏は木陰・木漏れ日で涼しく、冬は落葉して、日差しを室内の取り込みあたたかく暮らすことが出来ます。
また、狭小地でも、高木だと最初から高さが5・6メートルある木で、下枝の無い樹形のものを選ぶので、車や人の動線を邪魔しない、空間の住み分けをすることで、普通は「植えられません」な場所でも植えることが可能です。緑のある暮らしをあきらめないですみます。(本当に植えられない敷地条件の場合もあるので、一度ご相談ください。)
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8.ライティング
街灯が近くにない場合は、ライティングすることをおすすめいたします。実感として、疲れて家に帰ってきて、家に灯りが付いているとホッとします。我が家は、タカショーもローボルトライトを採用しており、明暗センサーでオンオフしています。
また、ライティングは照らし方により、効果的で無駄なく出来るので、ご相談いただければと思います。
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最後に・・・
サフランが手掛ける「駐車場兼庭」は使い勝手を考え、適材適所で素材を選び、ご提案させていただいております。
樹木に関しては、その場所に生育しやすい樹種で、その場所に合った樹形を、植木屋さんにその時あるものの中から、組み合わせを考えて植栽工事を行います。そのため、基本おまかせ工事になります。長く良い状態で過ごしていただくために、皆様にご理解をいただいております。
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