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2018年07月25日の記事


暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続きます。そんな中、生き延びることに全力投球の店長です。

お休み返上の梅雨時期の剪定が終了したので、湯治に奥蓼科へ行ってきました。蓼科は山の上の方まで行くと、快適温度。温泉とひと時暑さから逃れて骨休め出来ました。

さて、以前から縄文時代のことが書かれている本を読み続けている社長の希望で、「茅野市尖石縄文考古館」へ行ってきました。




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社長が見たかったという土偶「縄文のビーナス」です。縄文時代の遺跡から見つかったもののなかで初めて国宝の指定されたものだそうです。




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張り出したお腹とお尻の形は、妊娠した女性を表しているそうです。




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仮面の女神。これも国宝に指定されている土偶です。今から約4000年前につくられたものだそうです。





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子供の頃、歴史の教科書で見てた縄文土器の本物を見ることがあるとは・・・。



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こんな大きな土器もありました。どうやって焼成したのか気になります。




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ランタン。写真ではわかりずらいですが、装飾も細かくされています。



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注ぎ口のある急須の形の土器もあったことにびっくりしました。
現代のように色んなものが揃っている環境の中で、元々あるものを真似てつくるのではなく、何もない0から1をつくり出す発想はすごいと思います。何か偶然のきっかけがあっての発想だとは思いますが。



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黒い石は、ガラス質な火山岩で「黒曜石」と言います。黒曜石は槍の穂先などの石器に用いられた石です。この辺りは良質な黒曜石が多く取れたことから集落が広がり、遺跡から石器が沢山出土されてるそうです。
この黒曜石、実はサフランでも身近な存在です。樹木を植える際に、水はけを良くするために土に入れるパーライトは、原料は黒曜石で、高温で熱することで人工発泡体にしたものなのです。見た目は発泡スチロールのように軽く白い粒ですが、黒曜石から出来ています。


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ちょうど私達が見た縄文のビーナスが今、東京に来てます。日がずれてたら、茅野には居なかったのかも・・・でした。ご興味のある方はどうぞ東京国立博物館へ。

東京国立博物館 特別展示「1万年の美の鼓動」