自然素材を使ったリゾート感あふれるエクステリア 神奈川県厚木市Ｏ様邸
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モダンな外観の建物建築中だった神奈川県厚木市O様。誠実なお人柄で、「本当にいいものを作りたい」という熱意がひしひしと伝わってきました。
門袖ブロックは、左官仕上げに空洞ブロックと自然石の白を合わせました。いろんな要素が入っていますが、すべて同系色＝白で統一することで、イメージが散らばらないように注意しました。空洞ブロックは、沖縄などの南方でよく使用されている素材で、「風」「光」などをイメージさせてくれます。南国リゾートの雰囲気を出すのにはピッタリの素材ですね。
門袖ブロックの前に、小さな石積みを作りました。ヨーロッパで産出される硬質のライムストーンですが、こういう雰囲気にも合わせられるのではないかと思います。土留めではないので、カラ積みはできませんのでモルタル積みにしています。いいアクセントになっているかと思います。
全景です。シャープでモダンな建物です。少し和、アジア風な要素も入っています。メインの車庫は縦列ですが、奥行きが長く、駐車しやすいかと思います。目地の角部分にアプローチと同じ素材の天然石を入れています。
石積みの前には、天然ウッドのビリアン材の列柱を据えました。ハードウッドの中でも耐久性抜群の木材です。適度な目隠しと風通し、採光を両立します。1年ぐらいで色がシルバーグレイに変色しますが、それもいい味になるかと思います。ただ、アク(樹液）がかなり多量に流れる素材なので、RC擁壁や他の材料に接しないよう注意して立て込みました。
階段、アプローチにはアースカラーの天然石、サンドストーンを使用しました。エッジの効いた方形(四角）のいろんな大きさの石を、ランダムに組み合わせています。
玄関まわりです。右側は軽自動を停めることができる小さな駐車スペースで、洗い出し仕上げにしてあります。玄関前の大判敷石部分は、臨時の駐車スペース兼芝生のお庭です。ジューンベリーとハナミズキが玄関正面に植えられており、緩やかな目隠しを兼ねています。
アプローチに水を打ちました。色が鮮やかになって、乾いている時とは違った趣になります。色幅がかなり大きいことがわかります。天然素材の妙ですね。
道路際の横桟フェンス。何気ないフェンスですが、ＬＩＸＩＬのデザイナズパーツと呼ばれる汎用部材を駆使して作成したものです。表からはビスが見えないよう、施工と素材の組み合わせを工夫して作りました。景色の邪魔をしない、さりげない存在ですが、アクセントにもなっているかと思います。
