コハウチワカエデと臨時駐車場になる芝生の庭 神奈川県秦野市F様邸
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建物外観はシックなモノトーンでまとめられています。神奈川県秦野市F様とお話しするうちに、モダンな要素の中にナチュラルな雰囲気を盛り込みたい、というのがご要望とわかり、その方向でプランニングさせて頂きました。
コハウチワカエデです。晩秋には紅葉(オレンジ葉?)する美しい木です。イロハモミジやヤマモミジと似ていますが、若干葉が大きめで、葉の裂け方に違いがあります。常緑樹を好まれるお客様が多いのですが、私はシンボルツリーには、断然落葉樹をお勧めしています。特にモミジ・カエデ系は、紅葉も美しく新緑の緑も鮮やかです。
駐車場の隅きり部分=入出庫しやすい様に斜めにカットしてある部分 には、カツラの株立ちを植えました。カツラはあまり横へ広がらず上へ伸びるほうが強い樹種なので、あまりスペースの取れない所に向いている木だと思います。アクセントにハードウッドの列柱を設置。排水枡や排水管があり、ちょっとピッチが広くなってしまいましたが、何とか納まりました・・・。
景色工房サフランの店長が「矢印みたいな形」と形容した、個性的な駐車場のデザイン。自然石、洗い出し、コンクリート、枕木といういろんな要素を、芝生が柔らかくつないでくれています。
カツラの後ろ側は、掃き出し窓からの出入りスペース。アーキキャストというモダンなデザインの手すりと天然ウッドが、なかなかマッチしています。カツラと反対側に階段があり、犬走りコンクリート=お庭へ降りることができます。
玄関側はいたってシンプル。タイルと砂利と表札=白い柱状 のコントラストで印象的に。ポストは建物壁付けです。
玄関側の建物遠景です。こうやって見ると、表札の存在感が光ります。
この表札、LEDライトが仕込まれており、夜は光ります。
樹木の足元には、景石がわりに小さな自然石と敷き砂利、そして少量の下草を植え込みました。ちょっとしたことですが、だいぶ印象が変わるのではないかと思います。足元は重要です。