神奈川県内産のヒノキや根府川石を使った庭 神奈川県愛甲郡愛川町旧展示場
神奈川県愛甲郡愛川町にあった旧展示場の駐車場兼お庭。手前の野面石敷きは、小田原産の根府川石のボサ石と呼ばれる部分を使用。神奈川県内産の貴重な材料です。
土留めの石積みも、根府川石のボサ石です。
神奈川県産ヒノキのウッドデッキです。神奈川県では清川村や箱根のヒノキを積極的に使用することを推奨しています。皆さんが思うより、お安くヒノキデッキは施工できます。
シルバーグレーの色は、天然素材でできてる木材防護保持剤のウッドロングエコを塗布して変化したものです。ちなみに、一回の塗布で、塗り替え不要です。
駐車場の敷石は「軌道石」と言われる10cm厚の御影敷石を使用。チンチン電車の線路まわりに敷いてあった石です。枕木は逗子や葉山の古いお宅を解体して出てきた栗の木です。
側に見える敷石は、古い大谷石です。大谷石の塀を解体する際にもったいないので、大事に解体して保管していたものを使いました。大谷石は柔らかく欠けることもありますが、欠けた形を楽しむのも一つです。
地元産だけの材料だけでなく、地元で買い付けて眠っている材料、解体して出てきた古材などを再利用(景色工房サフランでは地在地活と呼んでいます)しています。年月が作り出す風合いのある古材は、貴重な財産です。
欠けてしまった石臼の欠けた部分を地面に埋めて見えなくして、植栽を植えてみました。
乱敷き風に据えたのは、横浜の大きなお屋敷で使われなくなって置かれていた飛石です。鞍馬石など価値のある貴重な石もあります。草目地にしてナチュラルな雰囲気にすれば、色々使用する用途があると思い、施工しました。
展示場のシンボルツリーのヤマモミジです。モミジは、サフランの本社のある厚木市の「市の木」です。ちなみに、愛川町の木は「カエデ」。たまたまなのか、意識したのかはヒノキデッキの箱抜きされた中に植わってるのが、ハウチワカエデです。
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