緑でマチを冷やす! 〜モリニワ冷えてます。
そんな猛暑の中、サフラン店舗で一番涼しい場所はお隣さんとの境界際にある、モリニワへ降りていく階段です。下の方から、ひや〜〜っと涼しい風が吹き上げてきます。
そこで、再び表面温度測定をしてみました!
2018年8月4日 もうすぐ12時。気温は34℃。
サフラン店舗の外壁。木陰もなく、日がガンガン当たる外壁。断熱材無しの厚み3センチの杉板板張り。温度は、35.9℃。
お隣さんの駐車場のコンクリート。只今お引越しされて、車が止まることがなく、ずっと日が当たり続けています。温度は、51.1℃。
サフランの物置小屋のある方の石畳駐車場。石の温度は、32.4℃。ちなみに目地は土目地で、勝手に草目地生えてます。
ひや〜〜と風が通るモリニワ。地面の温度は26.8℃。物置小屋辺りの暑い空気に引っ張られて、モリニワの冷たい空気がひや〜〜と上がってきます。
モリニワに面したお隣さんの擁壁の温度は、27.1℃。駐車場と同じ素材のコンクリートですが、壁面ということもあり温度が低いです。
さらに下のお隣さんの建物の外壁を測らせて頂くと、29.9℃。素材は何かわかりませんが、モリニワによる冷却機能があるため、サフランの外壁より温度が低いです。
モリニワの中の古窯レンガ敷きの踊り場は、27.1℃。
見上げて、樹木の葉っぱの温度を測ると、あれ?陰になって真っ暗!!何度かわからない・・・26.8℃かな??でも、木洩れ日が気持ちいいです。
モリニワから上がってきて、道路からお向かいの柿の木の葉っぱの温度は、28.1℃。
柿の木の下の地面の温度は、27.8℃。木陰の土は涼しいですね。夏になると、道路に干からびたミミズの死骸がいます。土の中が暑くて出てきて、さらに灼熱のアスファルトに乗っかって焼け焦げてしまうミミズ。
単純に考えると、町の中に、この暑い時でも涼しいモリニワのような林が増えれば、町に涼しい場所が増え、温度が下がるのではないかと。この緑の力を使わない手はないと思うのですが、現実は落ち葉の掃除が面倒、虫が嫌い、ご近所迷惑になる・・・などなど、残念ながら緑は敬遠されがちな存在です。責めて今ある緑を邪魔者扱いしないでほしいなぁと思います。緑は人間が生きていく上で必要な酸素をつくっているのだから。