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  • ウッドデッキの樹種(ウリン/ビリアン)

    ウリンは通称「アイアンウッド」とも呼ばれる、現在使用されているウッドデッキ材の中では耐久性・耐虫性・強度・形状安定性・質感とも最高峰と言われている木材です。インドネシア産をウリン、マレーシア産をビリアンと呼んでいますが同じ樹種です。
    インドネシア産出材が違法伐採等の影響で、輸出量が減少したため、日本国内に入荷される材のほとんどはマレーシア産になっています(2011年2月現在)。
    耐久性に優れ、シロアリなどの虫害にも強く、水中使用も問題なし、ノーメンテナスで20〜30年は持つ、などいい事づくめの材ですが、欠点もあります。「加工がしにくい」ということと「樹液(アク)が発生する」ということです。非常に重く、硬い木のため、材料の取り扱い自体が大変で長い材を移動するだけでも、杉や桧の労力の倍は掛かります。また、ビスの加工は、下穴をあけなければまず無理で、下穴をあけるドリルのビット(刃)でさえ、折れてしまうほどです。
    樹液(アク)は、高耐久の要因ともなっているポリフェノール成分が流れ落ちる現象で、結構色が付きます。中性洗剤で落ちる、とよく言われますが、完全に落とすにはかなりの労力が必要で、完全に落とすのは無理と考えた方がいいかもしれません。
    それでも、この材は魅力的です。近年は他の人気ハードウッド材の金額に比べ、お買い得感があります。ウッドデッキをお考えの場合は、検討に値する木材かと思います。