モクウッドの横格子フェンスで和モダンに 神奈川県愛甲郡S様邸
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景色工房サフランのご近所でご自宅を新築されたS様。建物を設計された建築家の方に、「あそこに頼んだらいいのでは」と勧められて、ご来店いただきました。どうやらご近所で私どもの店は「かわいいお店」と呼んでいただいているようです。神奈川県愛甲郡S様が弊社へ依頼する旨をお友達に伝えたところ「ああ、あのかわいいお店ね」とみなさんに言われたそうです。なんだか嬉しいような、恥ずかしいような…。
門柱は建物と同じ左官仕上げに、ウッド調のアルミ形材のデザイナーズパーツでアクセントラインを施しました。表札は備前焼です。向かって右側にスロープ、左側に階段を作って出入りをスムーズにできるよう考慮しました。
横格子フェンスはタンモクウッドで作成しました。国産杉を特殊な技術で高温乾燥させて、防腐性能を高めた優れものです。無垢材のような風合いもよく、玄関ドアの色合いとも調和しています。
門袖ブロックの横ラインと横格子ウッドフェンスの横桟で、デザイン的に横への流れを作っています。色も同系色の濃淡で揃えて、落ち着いた雰囲気を心がけました。
シンボルツリーはジューンベリーです。花、実、紅葉と3拍子揃った人気の樹種です。和の雰囲気にも合いますね。
門袖ブロック前には、トクサやヤブラン、フッキソウなどの下草と小さな自然石を景石として据えました。表情豊かな石なので、小さくても存在感があります。和の雰囲気を出すのに欠かせない材料です。
全景です。和の家は庇が深く、趣があります。夏の強い日差しを遮ったり、実用的でもあるのですが、近年は建築面積との兼ね合いで、軒、庇がほとんどない家が多いのが実情ですね…。
車庫スペースはシンプルに、コンクリートと砂利で構成。シンプルですがコントラストが心地いい車庫です。
スロープは、ご来店時にベニヤなどで傾斜、距離などを仮でお作りして上り下りを試していただいてから、作成いたしました。体感通りの傾斜になったかと思います。