神奈川県相模原市 アオダモと白い門柱でクローズ外構にリフォーム I様邸
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ご自宅を購入されて5年、自分たちでいろいろチャレンジしてやってみたけれど、もう限界・・・。ということで、「庭を何とかしてほしい」という思いでご来店いただいた神奈川県相模原市I様。外用の木製ブランコやウッドデッキ、レンガ敷きアプローチなど、本当にお庭づくりを一生懸命されていたことが感じられます。ただ、お庭が広すぎる…。ちょっと贅沢な悩みかもしれませんが、雑草のお手入れだけで疲れてしまうのもうなづけます。お庭以外にも、門柱や門扉、アプローチをやり直したいというご希望があり、今回はそちらを優先して施工させて頂きました。
旗竿型の敷地で、オープン外構だったのですが、近くにお店もあり、防犯を考えて門扉を設置することになりました。丸みを帯びた門柱、鋳物門扉で欧風の柔らかい雰囲気に。特に青色が印象的なLIXILのD‐1型ポストは、I様ご夫妻のセンスの良さが感じられます。
お庭の方は、今回は雑草除去と土壌耕耘まで施工させていただきました。もうすぐ芝生を貼っていただきます。広いので大変かと思いますが、理想の芝庭を目指して頑張って頂きたい…。アプローチは、コンクリート洗い出しです。
シンボルツリーはアオダモです。とても気に入って頂けたようです。枝数の少ない爽やかな樹種で、最近人気があります。秋は紅葉も楽しめます。もともとオリーブが2本植わっており、私はそのままでもいいのでは、と思ったのですが、枝が伸びる(暴れる)ので大変ということで、オリーブは移植させて頂きました。オリーブは移植を嫌う木で、枯れる可能性もありますとお話しさせて頂いたのですが、今のところ何とか・・・。これからもフォローさせて頂きます。
そしてこちらは、ご主人のたってのご希望でリビング前に植えさせていただいた、株立ちのイロハモミジです。「植わっているのを見たとき、感動しました」とおっしゃっていただき、こちらこそ感激いたしました。そんなに大きな木ではないのですが、とてもいい樹形のイロハモミジです。H2.5から3Mぐらいのモミジは基本的に若い樹が多く、まとまった樹形のものは少なく、徒長枝がびゅんびゅん伸びている木が多いのです。この自然風の樹形を保つには、剪定を慎重に行う必要があります。
門柱周りのアプローチは、施主様が敷いていたレンガを使って施工、その続き、玄関まではコンクリート洗い出しです。レンガも程よく味が出てきて、洗い出しの骨材(砂利)とともに、ナチュラルな雰囲気を醸し出しています。アオダモの影がいいですねー。
アオダモの根元には、ギボウシやシダなど日陰を好む下草を植えました。