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    モリニワで、家の周りの微気候改善。

    夏の暑さが尋常ではない、外に出ると生命の危機を感じるような暑さを、思い出しますね。あの暑さをモリニワで和らげることができます。また落葉樹を植えるため、冬は落葉した後は、貴重な日を室内に取り込むことができます。

    詳しくは、こちらのページへ→



    雨庭として役割 〜ゲリラ豪雨に備える

    ゲリラ豪雨により、大量に降った雨が排水溝に流れ、処理しきれず、マンホールから噴水のように水が涌いて、道路にあふれてしまい洪水が起きてしまったことは記憶に残っています。モリニワは、そのような現象を和らげる雨庭(あめにわ)としての役割もします。
    雨が降ると、一度は木々の葉っぱに当たり、雨の落ちる速度は和らぎ、地面にゆっくり浸透していき、洪水になることを防ぎます。また、道路に流れる雨水は沢山の汚染物質を含んでいて、排水溝に流れれば、そのまま河川に流れ込んでしまい河川は汚染されていくそうです。しかし、雨庭により、雨水は土壌に浸透することで90%がろ過され、河川を汚染しなくてすむそうです。


     


    アウトドアファニチャーを置いてくつろぐ。

    左下の写真は、中軽井沢にあるハルニレテラスです。こんな心地よい場所があれば、一日本を読んだり、のんびりしたくなります。右下はモリニワデッキの冬の写真です。冬は落葉して明るい森になります。遠くの景色を眺めながらコーヒーを飲む時間も良いです。




    ワーケション
    モリニワデッキ





    モリニワでリモートワーク。

    リモートワーク、在宅勤務、テレワークなど色々な呼び方がありますが、会社以外でお仕事をすること方が増えています。緑に囲まれた中で、鳥の鳴き声を聴きながらお仕事するのはいかがでしょうか?室内から緑を眺めながらのお仕事をするだけでも、いつもと気分が変わります。



    モリニワでリモートワーク


    モリニワでリモートワーク


    山菜を取る。

    これはモリニワで採れたふきのとうです。他にも、たらのめも生えてきます。しいたけのホダギを置いてしいたけ栽培も良いですね。

    モリニワで収穫
    モリニワで収穫
    モリニワで収穫


    バードウォッチング・生物多様性を体験

    モリニワには沢山の生物がいます。このカブトムシもモリニワにいました。毎日鳥の鳴き声を聞きながら仕事をしています。モリニワの主へびもたまに顔を出します。最近、タヌキも登場しました。(2020年)


    モリニワで生物多様性

    モリニワに遊びにくる。
    生物多様性??地域猫の「チャトラくん」ほぼ毎日遊びにきます。真っ黒猫のミミも一緒にくることもあります。

    「木を植えると虫が出ますよね?」や「鳥が来てフンを落として汚れて困ってます」などなどの声をたまに聞きます。実は、私たちもそんなに虫が得意なわけでもなく、ヘビも怖いですし、ちょっとビビりながら共存しています。なぜなら、虫も天敵同士の争いもあり、鳥は害虫を食べてくれるし、猫はとかげも取っちゃう・・・といった食物連鎖の関係があります。変に殺虫剤や農薬をまいたりするのであれば、共存することで良い面も悪い面も受け入れて、自然の摂理を利用するのが良いのはないかと考えます。


    モリニワとは?→

    モリニワを構成する要素→

    モリニワの素材→

    モリニワをつくる方法→


    モリニワとは?

    庭は森のように、森は庭のように・・・

    森と庭で、モリとニワで・・・「モリニワ」

    庭に、避暑地のカフェのようなアウトドアリビング空間を。それが私たちのおすすめするガーデンスタイル「モリニワ」です。
    景観と微気候改善のかなめ、山採り雑木を剪定で成長コントロールして、10年、20年と美しい姿を保ち、資産価値の維持向上にも貢献します。

    また、森は見通しが悪いうっそうとした森より、人の手の入った森の方が人は安らぎを得ます。そして、里山と言われるように森を活用し、生物多様性な森を維持していくことが私たちの目指すことのひとつだと考えます。

    自然を身近に感じながら暮らすことで、自然はたくさんの恵を分け与えてくれます。そんな暮らし方を「モリニワ」を通して、ご提案できればと思います。




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    モリニワを構成する要素

    落葉広葉樹を中心に木陰・木漏れ日をつくる。

    高木・中木・低木を組み合わせて武蔵野の雑木林のような雰囲気をつくります。

    ・高木 
    木陰・木漏れ日の下に入るには、高さ5m以上は必要です。また、高木で、中低木を保護します。

    主な高木の樹種は・・・

    コナラ 
    ブナ科 
    雑木の庭の骨格をつくる木。高さの割に葉張りがなくほっそり納まるため、高木庭木に適している。どんぐりが生る。 
    自然状態の樹高 10〜20m 
    庭での樹高 5〜10m

    アカシデ(ソロ) 
    カバノキ科 
    コナラやクヌギなどと雑木林に混ざる木。葉が小さく大きな緑陰は作れないが、コナラと一緒に植えると明るい雑木林の雰囲気に。
    自然状態の樹高 10〜15m 
    庭での樹高 5〜8m


    ・中木
    景色をつくる木。

    主な中木の樹種は・・・

    イロハモミジ 
    カエデ科
    強い直射日光には弱く、コナラなどの高木の下にくるように植える。日を求めて枝を伸ばす姿がしなやかで良い樹形。
    自然状態の樹高 5〜20m 
    庭での樹高 3〜6m

    ジューンベリー
    バラ科
    新芽が出る前に白い花が咲き、6月ごろに赤い実がなり、ジャムなどにして食べられる。日当たりにも強い。
    自然状態の樹高 3〜10m 
    庭での樹高 1.5〜5m

    他、樹種には、ヤマコウバシ、マルバノキ、アオダモ、アオハダなど。


    ・低木
    高木・中木の添え木となり景色をつくる。

    主な低木の樹種は・・・

    コマユミ
    ニシキギ科
    ニシキギのような翼はない。暑さには比較的強く、半日陰で日を求めて枝を伸ばす。
    自然状態の樹高 2〜3m 
    庭での樹高 1〜2m


    シロヤマブキ
    バラ科
    春から初夏に白い花を咲かせる。秋には黒い実がなる。
    自然状態の樹高 1〜2m 
    庭での樹高 0.5〜1.5m

    他、樹種には、コデマリ、ヤマアジサイ、ユキヤナギなど。


    ・下草類
    山野草など。グランドカバー。日なた・日陰・半日陰と健全に育つ環境を考え植える場所決める。

    主な種類は・・・
    セキショウ、ベニシダ、ヤブコウジ、ホタルブクロ・・・



    モリニワとは?→


    モリニワの素材→


    モリニワを使いこなす。→


    モリニワのつくる方法→


    モリニワとは? その2

    今ある「環境」を生かした庭づくり

    今、お庭があるとします。そこに以前から植わっている樹木があるとします。家を建て直したり、リフォーム、リノベーションしたりするとき、その樹の運命は二つに分かれます。「残す」か「撤去する」か、です。
    一般的にはどちらのパターンが多いか。おそらく圧倒的に「撤去する」パターンが多いはずです。新たな建物に合わせて、外まわりもすべて新しくする。その気持ちはわからないではありません。現実問題として、外構などの構造物は、撤去しなければ新築も、あるいはリフォームもできない、という場合もあるかと思います。

    しかし、もし可能ならば、「樹木」はできるだけ残すべきだと思うのです。もちろん外構と同じように物理的に不可能な場合、景観的にそぐわない場合などは、撤去も仕方ないかもしれません。ただ、もし物理的に可能であれば、そして景観的にもうまくフィットさせることができそうな場合は私たちは樹木を「残す」ことをお勧めしています。

    その理由の一つは「コスト面」です。「仕立て直し」の技術を使って、新しい庭=環境とマッチさせることが可能な場合、撤去+新規植栽の費用を抑えて景観づくりの骨格を作ることができます。
    そして二つ目は「土壌環境」を活かす、という意味があります。長年育った庭木は、自然環境の樹と同じように、根の周りに根圏、つまり「共生菌」や「菌根菌」、共生微生物といった土中環境を作り上げています。この根圏は、水分や養分などをやり取りして樹木や草本と菌類など、お互いが生きていくシステムです。自然の森や林、長年経った庭木などが水やりや肥料を与えなくても生きていけるのはこの根圏を中心とした「共生システム」があるからなのです。新たに植えた樹木だけで庭をつくるよりも、この「共生システム」ができているところ、つまり既存樹木を残し、根圏がある場所へ植えた方が新しい樹も早く活着し、健全に生育することができます。

    一度壊してしまった土中環境を取り戻すには通常は長い年月が必要になります。せっかくできている環境があるのであればそれを活かさない手はありません。そういった意味でも、今ある庭木はなるべく残して、活かしていきたいと考えています。



    モリニワを構成する要素→

    モリニワの素材→

    モリニワを使いこなす→


    モリニワをつくる方法→


    庭に木かげをデザインする。

    木漏れ日・木陰の下をつくる。

    高木・中木・低木の落葉樹を組み合わせて植え、木漏れ日の下で過ごせる空間をつくります。



    木を沢山植えればモリニワになる??

    と安易に考えては危険です。森の木は、手入れを間違うと10m、20mと巨木になって手に負えなくなってしまいます。植えてからの剪定により、光合成を抑える=成長コントロールをします。
    剪定は、2・3年後から始めます。できれば年2回、最低でも1回。剪定時期は、5月末から7月初めまでに。


    木ならどんな樹種のものでも良いのか??

    長く心地よい状態を保つには、その土地の環境に合った樹種を、植生(その地域に生育している植物の集団)を考慮して選ぶのが最適かと思います。木の特性、日の当たり方、土壌などを考えて樹種を組み合わせて植えます。そのため、サフランの植栽工事は樹種おまかせ!!で承っております。



    狭小な敷地でもモリニワはつくれます。

    神奈川県は、敷地面積が他県と比べると狭いおうちが多いです。そのため、駐車場の敷地を取ると、お庭に割り当てる敷地がなくなり、庭をあきらめないといけないことも多い。ですが、下枝のない樹種を選べば木を植えることができ、駐車場をコンクリートにせず、石、レンガ、枕木などを敷いて、草目地にすると、車も止められる庭、緑いっぱいの駐車場になります。





    モリニワ

    お部屋を増築したためお庭の敷地が狭くなり、お庭のリフォームをご依頼頂いたお宅です。下枝のない樹形の木を植えることで、人や車のスペースをじゃますることなく、スペースを共有することができます。また、高木は6〜8メートルの高さのものを植えるため、2階からも緑を眺めることができます。




    周りの借景を取り込もう!!

    ご近所さんの緑、公園の緑、山、森が近くにある・・・そんなおうちは、モリニワをつくる上でポイントが高いです!ご自身の敷地内に木を植えることで、周りの緑をちょっと拝借し、つなげて家の景色に、そして微気候改善をすることができます。木を植えることで、周りの景観を良く、ご近所さんの微気候改善にも役に立ててもらうのも良いかと思います。そして緑の輪が広がり、緑の景色が町全体につながっていくと、住みやすい環境もでき、資産価値向上につながる可能性もあります。




    と言った知識と経験が必要になるモリニワづくり。サフランにご依頼いただくのが良いかと思います。ただ、つくっておしまいではなく、そこからがスタートです。なので施主様が楽しくモリニワと付き合っていけるよう、また施主様ができるところは最初からDIYでセルフでやっていただくことで、継続してモリニワで心地良く過ごすことを、施主様と一緒に考え取り込んでいきます。



    モリニワのサンプルガーデン

    サフラン店舗にはモリニワのサンプルガーデンがあります。森を庭のように使おうと、もともと藪だった崖地を木を選別して伐採し、道をつけて人が入れるように整備しました。

    そのモリニワができるまでの動画です。


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    サフラン店舗周りの、森のように庭に植えた緑たちです。


    サフラン店舗

    サフラン店舗の南側に植えた高木のコナラ、ソロ、旧店舗から移植したハウチワカエデ、ドウダンツツジ。グランドカバーはダイカンドラ・ヒメイワダレソウが中心で、雑草も色々、今年は何が生えてくるのかな??と観察しています。店舗山小屋は平屋の小さな小屋で、ご自身のお宅のお庭にモリニワを当てはめてイメージしていただきやすいサンプルになっていると思います。




    サフランの駐車場兼庭

    駐車場兼お庭。初めてご来店されたお客様はここに車を止めるのですか??と躊躇されますが、コンクリート駐車場ではなく、大谷石、御影石、根府川石、古窯レンガ、栗の古材、地面を掘って出てきた川石を石畳のように敷き、草目地でそれぞれの石を緑でつなげています。石の下地は土のため、雨庭と言って、大雨が降った時は、雨水がゆっくり地下に浸透するため、道路に雨水があふれたり、土砂崩れを防ぐ役割りもします。



    木陰・木漏れ日のある庭

    サフランに植えた木は、植えた当初はひょろひょろな幹の頼りない感じでしたが、大きく育てようと手を入れずほぼ放置し、木陰をつくろうとしています。


    木陰・木漏れ日のある庭

    日を求めて伸ばした枝は、ちょうどタイルテラスやウッドデッキ、駐車場に影を落として、心地よい空間ができています。



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    モリニワを構成する要素→

    モリニワの素材→

    モリニワを使いこなす。→

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    モリニワの素材は適材適所で選ぶ。


    モリニワをつくる上で、必ずしも自然素材でなくていけないとはサフランは考えておりません。出来れば将来、土に帰るもので自然に優しいものが良いとは思いますが、気負いなく、持続させることが優先かと考えます。自然の心地良いを素材の種類も色々、特徴も一長一短。素材の進化も日進月歩で開発されています。日々アンテナを張りめぐらせ、モリニワの活かせる素材を研究しております。


    サフランのモリニワデッキに面して設置したガーデンルームは、LIXIL商品のZIMAで木目調のアルミとガラスで出来ています。アルミ製品は、高額でありますが、メンテナンスがほぼ不要で、長く良い状態が保てます。ガーデンルームをつけた利点は、夏の暑い日は扉を全開に、日差しをシェードで遮り、冬は全面締め切り冷たい風を遮るため、室内の温度調整の役割もするため快適に過ごすことができます。また半外空間から眺めるモリニワは癒されます。


    モリニワ


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